大家さんとの出会いと別れがなんとも切ない
今、今週のお題「卒業」、出会いと別れの季節、で連想されるのは、
大家さんと僕
である。
少し前に、カラテカの矢部太郎さんのツイートをいただいた話を書いたが、
その後もちろん、大家さんと僕、大家さんと僕と僕、大家さんと僕これから、の3作全部まとめ買いした。
大家さんと僕、というタイトルから連想されるのは、私の世代であれば、
めぞん一刻
である。
めぞん一刻のせいか、「大家さんと仲良く暮らす生活」というシチュエーションには、すごっく憧れるものがある。
そんなイメージでこの本を買ったが、イメージは、大はずれであったが、この買い物は大当たりであった。
この作品は、矢部太郎の自伝マンガなのであるが、矢部太郎の仲良く暮らした大家さんは、婆さんなのだ。
とても品よく、この作品を読んだ誰もが「大好き」になってしまう、チャーミングな女性であるのだが、疎開経験もあるほどの年より婆さんなのである。
にもかかわらず、めぞん一刻にひけをとらぬ、非常に心惹かれる名作であった。
矢部太郎も大好きになったし、大家さんには会ってお話をしてみたいと思うほどである。
大家さんと僕三部作を読み終え、楽しみがなくなってしまったよ、と思いながらテレビのチャンネルを変えていると、
あれ?大家さんが
TVに大写しになっている、大家さんを発見!
なんとNHKでアニメ化されていた!のである。
驚きである。
この作品は、手塚治虫文化賞も受賞した「名作」であるので、アニメ化されてもおかしくないのであるが、なんとタイムリーなこったい、と驚いて録画した。
毎日毎日、コロナウイルス報道で、心がすさんでしまう毎日、一服の清涼剤として、この本をオススメする。
4コマ漫画なので、読みたいだけ、すぐ読める。
4コマ漫画なのに、ストーリー漫画であり、非常に次の展開が気になる。
ぜひとも続きが読みたい、と思うが、
もう大家さんと僕は、描いてはいけない。
矢部太郎には、次作を期待する。
毎日ワクワクしながら視聴していた朝ドラ「スカーレット」が、途中から、あまりにも暗い、陰湿なドラマに変身してしまった。
何より、主役の戸田恵梨香の笑顔が素敵で、毎日元気をくれていたのに、ある日突然、どよーーーーん、と暗い顔になって以来、元に戻らない。
なぜだろう、なぜだろう、と思いながら、観ていたら、ついに主役の戸田恵梨香が登場しない週まで作られ、明らかにおかしすぎる、と思って調べたら、脚本家と喧嘩してうまくいっていないという。
そんなことかい。
私には、戸田恵梨香がうつ病になったのではないかとマジで心配している。
目つきがおかしい。
笑顔も無理している。
毎日見ていて、かわいそうで仕方ない。
あんなに仲良かった旦那が不倫気味の展開になって、遂に別居してしまうし、息子は白血病になるし、というドロドロに重い展開になってきて、そのせいで、暗い演技になっているというふうにこじつけられなくもないが、もうずっと前の放送分からおかしかった。
非常に残念なドラマになりつつある。
大家さんと僕も、次回作を作ってしまうと、今のスカーレットのような展開になってしまう気がしてならない。
すでに、第一作より、2作目は、悲しい作品であった。
まだ読まれてない方は、第一作だけ読むのが、とてもほっこりでいいかもしれない。
大家さんと僕と僕
には、なんと!大家さんと僕の、ペンタブを使った描き方が載っている。
キョーミシンシンである。