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コロナウイルスからニッポンを救うのは若者たち

今週のお題「卒業」。

国民が、今、一番望んでやまないのは、

コロナウイルス厳戒態勢からの卒業

であろう。

今、一番欲しいモノは何か?と街頭インタビューしてみると、マスク、マスク、マスク、という回答が続くと思われる。

危機が、需要と欲求を生み出した。

年末に同じ調査を行っても、

今特に欲しいものはない

というのが、圧倒的第一位だったはずである。

今やマイホーム、マイカー、のような、日本人の誰もが「いつかは欲しい」と願う「憧れ」「夢」「目標」のような商品も、「持家でなくてもいい」し、「車なんていらない、免許も持ってない」し、「借りられるものは持ちたくない」シェアリングの時代となり、買ってまで「持ちたいモノ」「欲しいモノ」がない時代になっている。

現代の必需品は、しいてあげれば、iphoneか?スマホか?

かつて、優先順位が上位だったはずの、住居費、食費、よりも、通信費が上位にいる。

NHKのドキュメンタリーでホームレスの人たちでも、スマホだけはちゃんと持っているのに、驚かされた。

そんな時代であるが、今、みんなが一番欲しいのは「マスク」である。

そんな人気ナンバーワン商材の「マスク」が売ってない、手に入らない、というのは、皮肉なものである。

 

トイレットペーパーやティッシュが品切れしたのは、デマもあったかもしれないが、実は、マスクの品切れが要因である。

マスクを求めて消費者がドラッグストアに殺到したが、マスクが欠品していて、買えなかったのが、原因である。

わざわざ買いに来たのに「マスクが買えないなら、手ぶらで帰るのももったいないし、この先コロナウイルスが流行したら、外出もままならなくなるし、ついでにトイレットペーパー買っとくか、ティッシュも買っておくか」という消費行動が始まる。

それを見た、別の客が、私も買っておこうかしら、と、商品を手にレジに行く。

レジには、トイレットペーパーとティッシュボックスを持った客の行列ができる。

そこに入店した客が、

「あれ、トイレットペーパーとティッシュを買っておかないとまずそうだぞ」

と連鎖反応を起こす、という感じで、連鎖が連鎖を呼ぶことになり、品切れしたに違いない。

客はトイレットペーパーとティッシュを買って帰りながら、

「マスクは買えなかったけど、トイレットペーパーとティッシュは確保できたから、まあいいか」

とある程度の「安全を確保した気になって」欲求を満たしたはずである。

こんな消費行動で、安全欲求を満たされているようでは、流通業界は商売あがったり状態である。

なので、安倍総理の自粛要請を真摯に受け止めたふりをしながら、時短営業でコスト削減をしながら、時間稼ぎをしている。

その、協力要請の2週間が終わろうとしている。

流通業界的には、全国の小中高は休校になり、会社もテレワークになり、という状況下、今年のホワイトデー商戦は捨てた。

しかし、15日以降は、何とか巻き返しを図りたい。

商売というものは、面白いもので、大きなセールを打つと、大きく売り上げを伸ばし、一瞬しめしめ、と喜ぶが、そ次週は、前年比を大きく落とし、帳尻を合わされてしまう。世の中よくできている。

逆に、この1-2週、日本中が家でじっとしていて、消費行動をゼロで過ごした場合、必ず反動買いで、ある程度取り戻すことが可能、なはずである。

BUT!、残念ながら、コロナウイルスは収束するどころか、日増しに患者数を増やし、拡大期に入ってきた。

安倍総理も、2月24日にここ1-2週が正念場、と言っていたはずなのに、明日9日で2週間になる前に、再度「今が正念場」と言い出した。

こうなることはわかっていたから、百貨店、イオンモールなどの大手商業施設は当初から15日までの時短営業を表明していた。

BUT!、15日も大差ない。

それも皆分かっていることである。

小中学校の春休みが終わった4月の入学式後、授業再開できるのか、時短営業から通常時間営業に戻せるのか、戦々恐々である。

小中一斉休校後、コロナウイルスは、大人から大人、大人から子供への感染はあるが、実は、子供から子供への感染報告がないということがわかった。

子供たちがカラオケボックスやライブハウスで感染連鎖をつくって、老人に感染被害を拡大させないように自粛せよ、という政府の要請が、正しそうであったが、科学的根拠がないことが分かった。

ということは、学校再開は問題なさそうである。

ただ、今月中に、教員、保護者側がどれだけ感染せずにいられるかである。

医師、看護婦、介護現場はもっと深刻である。

 

東日本大震災の時は、若者たちのボランティアで日本は救われた。

今回もコロナウイルスに強い若者たちが、日本を救ってくれるに違いない。

若者たちをバカにせず、信じることが、唯一のニッポン救済策となるのかもしれない。

コロナウイルスからの卒業は、若者たちにかかっている。