実は野生イノシシのPCR検査で忙しかったらしい
今週のお題「卒業」。
若者にアンケートする。
○○から早く卒業したい
貴方が○○に入れる語句は何ですか?
かつての若者であれば、童貞とか、回答率高かったと思う。
今、街頭でインタビューしたら、マスク姿の若者が、口を揃えて
コロナウイルス
というに違いない。
コロナウイルス対策にニュースでは、クラスターとか、パンデミックとか、アウトブレイクとか、普段は耳にしなかった専門用語が一躍メジャーになった。
中でも今まで誰も知らないのに一躍有名になり、今では聞かない日がないくらい、毎日耳にする専門用語は、何と言っても
PCR検査
ではないだろうか。
なかなかしてくれないPCR検査
というフレーズは、すでに耳タコである。
BUT!、なかなかしてくれないので有名なPCR検査であるが、岐阜県では、
野生イノシシのPCR検査をしている
というのだ。
それも、つい先週3月6日の最新データによれば、2月27日から3月5日の間に49頭の検査を実施、陽性3頭、陰性46頭であったと報告されている。
さらに驚くべきことに、県内で陽性判定となった野生イノシシは合計1169頭(検査実施3079頭)となりました、と発表されている。
一方、厚労省発表によると、3月5日までに実施したPCR検査人数は6647名、うち陽性者が333名ということだ。
野生イノシシのPCR検査の話は、私も今日調べるまで知らなかった。
1年ほど前、岐阜県の養豚場で、豚コレラが発生し、瞬く間に全国に感染が広がり、13万頭を超える豚が殺処分されたという。
いまだに野生イノシシに豚コレラ感染が残っていて、わなで捕まえてはPCR検査をしているそうである。
ちなみに、豚コレラはイメージが悪いということで、豚熱という名前に変更されたらしいが、ぶたねつ、もいい名前と思えないのは私だけか。
あぶない、あぶない、脱線して、豚熱の解説になってしまった。
何が言いたいかというと、政府が全力で取り組んで、検査数を増やしたと言っている、PCR検査数であるが、岐阜県1県の野生イノシシの検査数の2倍程度しかないのである。
ニッポンも民間検査機関を使えれば、10万件の検査ができると報道されていたが、
実は、野生イノシシの検査で忙しかった
とは、報道できなかったのではないか?