人生万事ドーパミン!

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人間は9タイプ診断を家族でやってみよう!

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雨読さんのブログで見つけて、絶対買うぞ!とアフィリエイトリンク貼って、即買いした、

ビリギャルの著者・坪田先生の「人間は9タイプ」。

アマゾンは速攻、すぐに届いた。

makiyagaku.hatenablog.com

岸見一郎先生のアドラー心理学解説本もずいぶんオーディオブックで聴かせてもらった。

自分のものにはなった気はするが、子育てまで応用するには、非常に難しく、今のところ全く効果なしである。

今回の坪田先生は、ビリギャルを慶応に合格させた凄い先生なので、

「理論だけではないのではないか?」

と、期待しての購入なのだ。  

1、甥っ子のこと  

坪田心理学を応用したいのは、「子育て」といっても、自分の子ではなく、妹の息子、つまり甥っ子が対象である。 

甥っ子は、現在17歳。

母子家庭なので、おじいちゃん子だった。

祖父が亡くなるとき、

「〇〇を頼む」

と遺言された。

甥は、幼いころからポケモンが大好きで、私は毎年クリスマスにはその年の最新作をプレゼントしていた。  

2、高専に合格

一昨年高専に合格し、合格祝いにポケモンGO!もプレイできる高性能スマホをプレゼントしたところ、無料のネットゲームにハマってしまった。

今、流行りの「スマホ中毒」である。

そもそも高専というところは、全然勉強しない生徒を進級させてくれるような甘い学校ではなかった。

結局単位不足で、留年決定してしまい、そのまま不登校になってしまった。

学校に行かなくなってからは、1日中スマホを手放さず、ゲーム中毒になった。

私のプレゼントしたスマホが原因で、彼の人生を狂わせてしまったようなものなので、何とか更生させたいと、頭を悩ませた。

留年して、不登校を続けるというのは、本人もまずいと自覚がありそうなものであるが、ゲームさえしていれば、気は紛れ、寂しいとか、困ったとか、悩みから逃げられる状態ができてしまうようで、起きている間はずっとゲームしている。

親の言うことには全く耳を 貸さない。  

3、留年、2度目の1年生

昨春には、スマホを取り上げようとしても暴れる、というような手を付けられない状態になった。

対策として、まずスマホを解約し、一緒にプレゼントしたWi-Fiルーターも解約した。

それまでは、1日中ゲームしていたから、これでやっとスマホが繋がらない、ゲームできない、という状況になった。

こうして、やっと話ができるようになった。

BUT!、

留年しているので、今から学校復帰するには、1年後輩と机を並べることになり、元同級生からも白い目で見られるというのが、彼のプライド的に許せないらしく、

「もう絶対行かない」

と言い切った。 

4、高認を目指すが

仕方がないので、自宅で独学して、高認(昔は大検と言ったが、高校卒業資格となる認定試験)合格を目指す、ということになった。

はじめに、過去問をやらせてみた。

高1しか行ってなくて、落第したレベルなのに、高認試験の過去問は、合格ラインの40点なら、ほとんどクリアできた。

彼の相談にのってやりたくて、スマホの代わりに、ガラケーを買ってやった。

しかし、勉強はしようとせず、1カ月もたたぬうちに、コンビニとかファミレスに行って、無料Wi-Fiでスマホゲームするようになった。

そのうち、

「いつになったら、スマホを使えるようにしてくれるのか?」

と言い出し、

「約束通り、まずは、高認合格だろ?」

と言うと、

「ゲームはやらないからスマホを使わせてほしい」

と、嘘をつくようになった。

親の言うことは聞かず、私からの電話にも出ようとせず、ガラケーは電源オフされ、通じなくなった。 

5、高認試験結果 

昨秋、結局、高認試験の受験勉強は、全くしないまま、高認試験を受験した。

6科目は合格したが、2科目不合格だった。

少し勉強すれば、あと2科目くらいとれたのに、バカヤローだな、と思ったが、

「6科目合格おめでとう、あと2科目だから、次の高認までにはしっかり勉強して、次は合格しろよ!」

と励ました。

こういう時、口ではウンというのだが、その後も毎日、スマホ持ってファミレス通いを続けているらしい。 

6、「人間は9タイプ」診断をやった

今日、妹に電話して、坪田先生の「人間は9タイプ」の話をした。

甥っ子のタイプを診断し、タイプに合った指導をすることで、反発されず、やる気が引き出せて、伸びるようになる、らしい。と話した。

まず、妹のタイプ診断をしてみた

芸術家タイプであった。

妹は、甥のこともあり、ストレスが絶えず、鬱症状がひどいのだが、意外な診断結果に盛り上がった。 

夜になり、甥がファミレスか帰って来たので、坪田先生の「人間は9タイプ」の話をして、診断やってみよう、と提案したところ、イヤイヤ感はあったものの、意外にもOKしてくれた。

妹、甥と、二人の診断を、私が質問を読み上げ、回答してもらう形で行った。

これを行うと、心理学の先生が、問診しているような状態になる。

私は、家族なので、妹にも甥にも、質問しなくても、大体の回答は想像がつく。

というか、妹と甥がどういうタイプかわかる。

が、興味深いことに、この診断は、本人の自己申告なので、他者から見えるタイプと、本人のタイプが異なるのである。 

質問のたびに、

「うん、そうだよね」

と相槌打ちながら、回答入力していくのだが、

「え、そうなの?」

「へー、そうなんだ?」

と、意外な回答を申告され、ハッとする場面が何度もあった。 

こういうコミュニケーションは、家族でもなかなかとる機会がない。

このテストを夫婦や、親子、家族で一緒に行うのは、とてもいいのではないかと思った。 

7、診断結果

ちなみに、甥の診断結果は、

堅実家×楽天家×調停家

という複合型であった。

楽天家の短所として

・長時間集中するのは苦手で、詰めが甘く、飽きっぽい

・逃げ道があると、すぐ楽な方へ、逃げようとする

調停家の短所として

・事を急がず、「ま、いいか」と、楽な方に逃げがち

という側面が書かれていたが、まさに甥は、その悪い面がWに出ている。

今は、そこばかりが悪目立ちしている。 

BUT!、

堅実家の長所である

・コツコツとした作業を積み上げるのが得意な、穏やかな性格(本当はいい子なのだ)

・心理状態が比較的安定していて、慎重(図々しいとも見えるが!)

という面や、

楽天家の長所である

・とにかく明るく、楽しいことが好き(甥がそうそう!当たってるとはしゃいでいた。)

・旺盛な好奇心に、実行力が伴っている(やる気にさえなれば・・・)

という面もあり、

「自ら向きを変えて、長所を伸ばす方向に向かっていけば、ビリギャルのように、凄い素質を秘めているみたいだよ。

ビリギャルも楽天家タイプだったらしいよ。」

と、話をしてあげることができた。 

8、親子のタイプ 

また、今回分かったことがもうひとつあり、

甥と妹は、全く反対のタイプであるということだった。

親は、自分と同じものを子に押し付けてしまいがちであるが、親子でタイプが反対の場合、

・親がそうだと思うことは子は違ように感じていたり、

・親がそうでないと思うコトを子は好む

という現象が多々起きている可能性がある。

親子それぞれのタイプが分かったところで、これから、お互いにどう付き合ってゆくのがいいか、一緒にこの本を読んで考えてみようね、というまでが、今日の結論だ。

長い話になってしまったが、各家庭ごとに諸事情が違うと思うがこの本は、9タイプ全てと、その複合型にまで、対応しているから、ぜひ家族で読んでみたら、面白いと思う。


人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書