長野市の遊歩道ガイド<復刻版>をせっせと作っているのだ。
WordPressで作り始めた20年前の復刻版ホームページを、今日もせっせと作っている。
新しいものを作るのは、楽しいが、同じものを、もう一度作れと言われたら、「作りたくない。」と断ると思う。
NHKの朝ドラ「スカーレット」を楽しみに見ているが、このドラマは、信楽で初の女性陶工家の話である。
まだ、夫の作品が金賞を受賞して、注文が殺到し出した、というあたりで、主人公は有名陶芸家になっていない。
彼ら夫婦は、コーヒーカップ60個作ってほしい、という注文があったが、納期までにそんなにたくさんの数を制作できない、と断った場面があった。
これは、自分たちの持っている窯の能力がまだ小さいので、大量生産できない、という理由であった。
BUT!、この場面を見てて思ったのだ。
自分には、同じカップを60個作れない。
同じものを作り続ける技量がないから、というのも、もちろんあるだろうが、それよりも、むしろ、同じものを何個も作っていると、途中で飽きてしまう、と想像できるからだ。
20年前、ホームページつくりに夢中であったときも、次々と違うテーマのものが創りたくなってしまい、次々と新作に挑戦した。
その結果、書きかけの日記が散在した感じが否めない。
同じものを作り続けることに喜びを見出すことができること。
同じものを作り続けながら、日々、進化させていけること。
これができるひとでなければ、陶芸家という職業はできない、と感じた。
今、長野市の遊歩道ガイド、という、私にとってはホームページ処女作の復刻版つくりに取り組み始めている。
これはこれで、何やら楽しい。
まだ、今日作ったページが、第二話だから、飽きていないのかもしれない。
いや、それだけではない。
20年間の間に、技術が進化し、同じものを作っても、昔よりも、一層美しく表現できるようになった。
なので、画像処理ひとつにしても、とてもきれいな写真を加工しているのが、楽しい。
画像をリサイズしたり、トリミングしたり、面倒なことが多いが、意外に楽しめる。
そういう意味では、職人気質の片鱗は持ち合わせているようである。
あと、この長野市の遊歩道ガイドは、長野市の職員からいただいた小冊子を基に、デジタル化したものなので、大河ドラマにならずに済んだ。
ただ、小冊子の内容を、ひとつひとつ、自分で歩き、デジカメで撮影し、体験レポートを作っていく、という、カスタマイズをプラスしていたので、その部分が、未完に終わっている。
なぜ未完になったのかというと、これをやっているうちに、遊歩道歩きよりも、もっと遠くの山で出かけたり、自転車でロングランに出かけるほうがマイブームになってしまった。
そうなると、自分の今イチバン好きなこと、楽しいこと、興味があることをレポートするほうが楽しいに決まっており、そっちにシフトしていった。
こうして思い返せば、常に自分の一番好きなことがやれて、それが一番幸せだったのに違いない。
20年たって、長野市の遊歩道ガイドに帰ってきたのは、どういうわけか、よくわからないが、一周廻って、またマイブームになったということか?
私のマイブームは、人様より先に来て、先に終わる癖がある。
だから、何をやっててもいつも笑われている。
山の上から自転車通勤を始めた時も、ジテツーという言葉はなかった。
薪ストーブにはまって、軽トラをマイカーに変えた時にも、まだKカーワンボックスブームさえ来ていなかった。
10年以上前、DIYセルフビルドに精出した頃、ワークマンにせっせと通ったが、ワークマン女子なんていなくて、本物の職人さんばかりだった。
古いネタで、ローカルなもので、皆様には、全く興味持てないと思いますが、そんなものをせっせと作っておるのです。
以上、今宵の作業報告であった。
こんな幸せを与えてくれた、マイブームの火付け役はこの本だ。
いちばんやさしいWordPressの教本 第4版 5.x対応 人気講師が教 える本格Webサイトの作り方 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)