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自治会は必要か、市に訊いてきた。

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区長に成りてがいない中、生贄投票までして、自治会を存続させる必要があるのかを考えるシリーズ第3弾。

区の総会とか新年会とかの寄り合い時に、年寄から聞かされてきた話しか、持ち合わせていないのに、正しい判断はできない、と感じた。

市役所に行く所用があったので、ついでに所轄の担当者に話を伺ってきた。

結論から先に書くと

「自治会も区長も皆さんが勝手にやっていることで、市が強制しているものではありません。」

だった。

つまり、行政上絶対必要なものではない。

自治会活動がなくても、みんな生活できるということだ。

実データの提示をおねがいしたところ、

「市民の96%が自治会に加入しており、4%が未加入」

ということだ。

未加入の4%にも広報は直接配布されるし、インフラとして困ることは全くないという。

では、区がないと困りそうなことは何ですか。と伺ったところ

「ゴミステーションの管理くらい」

だそうだ。

ゴミ集積所の土地は市が提供しているが、ゴミステーションは区の所有物であり、区が運営しているという。

他にも、配布物、回覧、赤い羽根募金などが、区の仕事としてあるような気がするが、それらは、区の一つ上の団体である「住民自治協議会」に市が委託しているが、「区」に要請しているものではない、そうだ。

ということは、「住民自治協議会」との関係性において、自治会をつくり、区長をおいていることになる。

話が、部落方向にローカル化され、ややこしくなってきた。

これはやっかいそうだ。

 

後で調べたところ、市が「住民自治協議会」経由で「行政連絡区」に委託している業務というのが、以下の通り。

1. 住居表示実施について
2. 防災訓練実施について
3. 自主防災組織設置について
4. 墓地新規設置について
5. 投票所変更について
6. 土木要望のとりまとめ(緊急修繕箇所報告を含む)
7. 市道・林道工事について
8. 上下水道工事について
9. 犬・猫の適正チラシの配布について
10. 街路樹愛護活動報奨金について
11. 保存樹木・樹林指定について
12. ゴミ集積所設置及び管理について
13. 地区市民遊園地新設・整備について
14. 火災予防運動について
15. トレッキングコース整備について
16. 水門の管理について

市は、自治会はなくてもよいと言っていたが、実際には、いろいろ「やらせている」あるいは「やってもらっている」わけだ。

まさか、全部、勝手にやっているとは言うまい。

 

また、市の担当にいろいろ話をきいていただいたところの回答としては、

・月一回の区長会が平日の日中開催されていて、仕事に従事する世代は区長会には出られない、という問題は、市の担当者の都合に合わせているとしたら問題であるので、改善したい。

・区長の選出で、村八分が起きてしまい、脱会、引っ越し、自殺に追い込まれたとか、そういう話は聞いたことがない。

自治会活動は、住民の総意でやっているはずだから、住民の総意で変えていけばよい。

と、実に優等生的な、ご意見でした。

他にも、このような問題は、あるはずだと思って、検索かけてみると、やはり、県のホームページに同様の問い合わせがあり、「それは私の仕事でないから、各市町村に問いあわせてね」という回答。

県は市に、市は、住民自治協議会に、と、下部組織にどんどん責任を回していく構造で変わらない。

ありものを構造改革しなければならない時期に来ているという認識は持っているが、こんなややこしい問題に自分が関わりたくない、というのが見え見えである。

さてさて、どうしたものか。

今夜、生贄投票が実施される予定。

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